服をお散歩バッグにリメイクしてみた!【一人時間を楽しむ・ちょっとやってみる編】
お散歩バッグを作る!
春はもうちょっと先ですが、お散歩用(A4サイズ)のちょっとしたバッグが欲しくなりました。5,000円も出せば良いものが買えると思いますが、ロードバイクに乗っていた時に使用していたadidasの裏起毛サイクルジャージをリメイクしてお散歩バッグを作ることにしました。この記事では、リメイクの準備から製作までを画像付きで紹介します。裁縫は小学生の家庭科実習で習っただけ、そしてミシンは3週間前に習ったばかりの超初心者。我流でちょっとやってみました。「自分に合った楽しみ方」を見つけようとしている方の何かの参考となれば幸いです。
はじめに
背負うタイプのバッグは持っているのですが、肩に掛けるお散歩用のバッグを持っておらず「欲しいな~どうしようかな~」と迷っておりましたが、クローゼットの中を整理していた時に「adidasの裏起毛サイクルジャージ」が目に留まり、この服をつかったリメイクの創作意欲が急上昇したというわけです。
ミシンは3週間前に習ったばかりの超初心者。裁縫の事は全くのど素人なのですが、お散歩バッグ作りました。
今回の目的は「唯一無二のお散歩バッグを作る!、気軽に持てるA4サイズ(横長)がいい!」
この服を選んだ理由は、①やわらかい生地の肌触り、②既にポケットが付いている、③好きなスポーツブランドの一つ
※自転車乗車時に便利な貴重品や小物が収納できるバックポケット。有効活用しないわけにいきません。
製作課題は「①伸びる生地、②バックポケットの部分はゴムで縮んでいるのでサイズを決めるのが難しそう、③ロゴマークやデザインをなるべく活かす」です。
主な準備品
使用するミシン
ミシンの基礎を習った記事に掲載していますが、妻が約30年前に購入したJAGUAR製(型式:CX-01)。子供が保育園で使用するものをこのミシンでよく作っていましたが、一時期の活躍を終えて長期休暇中であったものです。
ステッチの種類があまりないようですがこのミシンで製作です。
生地、その他
・adidasの裏起毛サイクルジャージ
購入してから約7年経過している古着
・A3ソフトケース
いつ購入したか不明
・ファスナーテープ(アイロン接着タイプ)
100均で購入
・ナスカン&Dカン
100均で購入
Dカンだけ必要でしたが、Dカン(黒)単体で売っていなかったので、このセットものを購入
・バイアステープ
100均で購入
・ショルダーベルト
押入れで眠っていたバッグから取ってきた中古品
製作
袖部分の分離
先ずリッパーという裁縫道具を使って胴と袖の部分を分離です。
※複雑に編み込まれた糸を黙々とリッパーで切って解いている時に形容しがたい癒し感を得ました。一連の作業を終えて、この件について調べてみたところ、手芸のもたらす精神的効果があることを知りました。
寸法出し
生地の寸法出しです。
「伸びる生地」「バックポケットの部分が縮んでいる」についての対応が必要となっていました。
寸法出しのために思いついた工夫
型を作って、生地(服)に挿入し、寸法出しすることを思いつきました。
ビールの空き箱でA4サイズ(奥行き9cm)の箱を作って、生地の中へ箱を挿入。バックポケットの部分が縮んでいるので、ここにも段ボールを挿入しポケットを伸ばし、この状態で形状に沿って寸法出し(マジックでマーキング)をしました。
縫製作業
バッグの底となる部分をクリップで仮止めし、ミシンで縫い合わせをしました。
マチ幅(底の幅)が約9cmになるようにカットし、またミシンで縫い合わせです。
マチができたので安心してバッグの上部となる部分をハサミでカットです。
裏地の用意ですが、何が良いかと攻めあぐねておりましたが、棚にあった使い古しのA3ソフトケースが目に留まり、これを採用することにしました。
このソフトケースにもマチを作りました。
無事に縫えたので、上部をハサミでカットです。
両方の生地を共に裏返しにして、ソフトケースを表地の中へ挿入しクリップで仮止め。これでミシン掛けです。
縫い合わせが終わったら、ソフトケースの返し口から表地を取りだし表側にします。
Dカン用の「カバンテープ」というものがあるようですが、余った生地でこの部分を製作してカバンに縫い付けました。
かぶせ(バッグの蓋)の部分を製作するため袖を分解。かぶせの表となる生地と分解した生地を2枚縫い合わせしました。
次は生地端にバイアステープを仮止めしてミシン掛けです。
ファスナーテープをかぶせと本体にアイロンで圧着です。
完成
服の胸部分にあったロゴマークを切り取ってかぶせに縫い付け、ショルダーベルトを付けて完成です。
肌触り、最高です。
ロゴマーク及びデザインをうまく活用できていると思います。
当初は、かぶせの固定として「バックルアジャスター」を付けようと思っていましたが、簡単なファスナーテープ(アイロン接着タイプ)に変更しました。
これで十分です。満足しています。
バッグの中に身の回りの物をちょっと入れてみました。
A4サイズの本、水筒(直径7cm高さ19cm)、帽子、タオル。いい感じに収まっています。
まとめ
作業を振り返ってみる
・「伸びる生地」と「バックポケット付き」の縫製作業はちょっとハードルが高かった
課題として「①伸びる生地、②バックポケットの部分はゴムで縮んでいるのでサイズを決めるのが難しそう、③ロゴマークやデザインをなるべく活かす」を掲げ作業に着手しましたが、①と②への作業対応で何回か苦労しました。結果はうまくいきましたが、ちょっとハードルが高かったと感じています。一から作ってみようと思う初心者の方は、「伸びない」そして「厚みがある」つまりキルティング生地などで作った方が良さそうです。
・「伸びる生地の表生地」と「裏生地として使用したソフトケース」の相性はいい感じ
バッグの表生地は「やわらかい肌触り」となっているので、裏生地も「ソフトなものがいいな~」と悩んでいたところ、棚にあった使い古しのソフトケースが目に留まり、これを採用しました。ミシンで縫い合わせる時、厚みがあって縫いにくかったが、縫い合わせてみると相性が良くほっとしました。
・100均ダイソーの縫製コーナーの品揃えに感謝 ※蛇足になりますが...
今回の作業にあたり、必要な物をメモに書いて100均「ダイソー」の手芸コーナーに行きましたが、沢山の手芸用品があることに本当にびっくり。必要なものすべて購入することができました。流石、世界の「ダイソー」。
今度はいつ縫製作業をするか不明ですが、また行う機会があればまたお世話になりたいと思います。
感想
何はともあれ、目的の唯一無二のお散歩バッグが完成して満足しています。
柔らかい肌触り。とても気に入っています。
春になり暖かくなったらこれで散歩に行きたいと思っています。
◇作業を通じて癒しを得ました
前述しましたが、目標に向かって複雑に編み込まれた糸を黙々とリッパーで切って解いている時に形容しがたい癒し感を得ました。調べたところ、手芸などで反復動作に集中すると「気持ちを安定させる神経伝達物質(セロトニン)」や「やる気を上げる神経伝達物質(ドーパミン)」が分泌されるようです。癒し感を得た不思議な感覚はこの所為だったのですね。
以上、お散歩バッグの製作準備から製作までを紹介しました。
今回の記事はミシン作業2回目の記事です。作業1回目では「2in1長袖Tシャツのお直し」をしています。興味がある方は、以下の項目をクリック(タップ)してご覧ください。
※関連記事_「2in1長袖Tシャツを直してみたいので袖を作って&ミシンで縫ってみた!パート③Final」
自分しかない唯一無二のバッグを作って楽しい散歩をしてください。
たかくら24でした。