潮来あやめ祭り~南相馬野馬追祭り~大内宿を巡る夫婦ドライブ旅行三日間

昔から一度は見てみたいと思っていた相馬野馬追。ついに今回、念願叶って現地で生の迫力を体感してきました!テレビで何度も見ていたけれど、やっぱり現地の熱気と臨場感はまったくの別物。今回は夫婦でのドライブ旅で、道中では潮来のあやめ祭りや、茅葺き屋根が並ぶ大内宿にも立ち寄りました。よろしければご覧ください。
目次
ドライブ旅行のざっくりな行先
ざっくりな行先はこんな感じでした。
1日目:潮来あやめ祭り(茨城・潮来市)
2日目:相馬野馬追祭り(福島・南相馬市)
3日目:鶴ヶ城(福島・会津若松)→ 大内宿(福島・下郷町)
潮来あやめ祭り──花と花嫁に出会う水辺の風景
旅行一日目
まず訪れたのは、潮来市の水郷潮来あやめ園で開催されていた「潮来あやめ祭り」です。
この祭りは5月23日から始まり、私たちが訪れたのは翌日の24日でした。
会場となっていたのは、川沿いに広がる美しいあやめ園。水辺に咲くあやめの花が、とても風情のある光景をつくり出しますが、あやめはまだ一部咲となっておりました。

橋幸夫の「潮来笠」で有名な潮来の伊太郎の銅像

花は咲き始めたばかりで見頃にはまだ少し早かったです。

嫁入り舟がゆっくりと入ってきました。この嫁入り舟に乗っていた女性の方は、昔からこの風習に憧れていたそうです。
その思いが叶った瞬間、とてもきれいで見ているこちらも幸せな気持ちになりました。

舟が岸に着いたあと、花嫁さんはそっと人力車に乗り込み、ゆっくりとどこかへ走り去っていきました。

暑くもなく、雨も降らず、お天気にも恵まれて──心に残るような美しい場面に立ち会うことができました。
迫力満点!相馬野馬追祭りで時代を超える体験(福島県南相馬市)
旅行二日目
南相馬市近辺で宿泊施設が取れなかったため、少し離れたいわき市に宿を取りました。
相馬の公式ホームページには、「9時を過ぎると駐車場が混み始める」との案内があったので、私たちは9時頃に臨時駐車場に到着するように出発しました。
今回利用した臨時駐車場は、ミネベア社が提供している場所です。
シャトルバスも頻繁に運行しており、会場までのアクセスがとてもスムーズでした。
結果的に、ここを選んで正解だったと思います。

用意されたシャトルバスに乗って会場近くまで移動

メイン会場である「雲雀ヶ原祭場地」に到着です。

午前9時48分に撮影した写真で、まだ開始まで時間があるためか、人はまばらでした。

観覧席はこのような感じ

座って観覧するため、レジャーシートは必ず持って行きたいアイテムです。
シートを敷いて場所取りをするスタイルです。シートは風で飛ばない工夫が必要です。

■甲冑競馬
甲冑競馬が始まりました。一番生で見たかった行事です。騎馬武者たちが全身に甲冑をまとい、勇壮に馬を駆け抜ける姿は圧巻で、まさに中世の騎馬武者の迫力が目の前に蘇るようでした。
本番ではヘルメットも着けず、背中に旗を立てて馬で駆け抜けるなんて、本当すごい技術と集中力が必要なんだと改めて感じました。
長い訓練の積み重ねがあってこそできることで、ただただ感服です。

■神旗争奪戦
騎馬武者たちが一斉に旗を奪い合う様子は、想像以上に激しく、見ているこちらも思わず息をのむほどの迫力でした。
初めて間近で観戦した感動はもちろんですが、真剣勝負だからこそ怪我のリスクも伴うこの戦いに挑む彼らの覚悟と努力に深く感銘を受けました。
この伝統を守り続ける皆さんの並々ならぬ苦労がひしひしと伝わってきました。

お馬さんを間近で見ることができて、とても楽しい時間を過ごせました。


この写真を見てください!甲冑競馬が始まると自由席はぎゅうぎゅうで、足の踏み場もないくらいでした。
早めの場所取り、大正解でしたね。

道の駅 猪苗代(福島県耶麻郡猪苗代町)
馬追祭りを見終えて、宿を予約してある会津若松へ移動です。
道の駅・猪苗代でひと休みです。


日本人なら、知らない人はいないと言っても過言ではない野口英世先生

鶴ヶ城(福島県会津若松市)
旅行三日目
三日目の目的地は半農半宿で有名な大内宿ですが、時間に余裕があったので、まずは鶴ヶ城周辺を観光することにしました。
お城自体も素晴らしいですが、庭園も美しく手入れされていて、とても見ごたえがありました。
やっぱりお城の風格は格別ですね。


マンホール蓋を見つけました。磐梯山と市の木「アカマツ」を描いたカラーマンホール蓋。

大内宿(福島県南会津郡下郷町)
鶴ヶ城を出発し、約29kmの山道を経て大内宿に到着しました。

駐車場はすぐ近くにあり、平日だったこともあって、すぐに停めることができました。

ご覧のとおり、茅葺屋根の家々が街道沿いに並ぶ、美しい町並みです。
かつては会津西街道の宿場町として栄えた「半農半宿」の集落で、現在は観光地として多くの人に親しまれています。
当たり前かもしれませんが、その風景は白川郷とよく似た趣があります。

白川郷と比べお土産屋さん的なものが多かったです。

茅葺の貼り替えを生で見ることができました。

高倉神社 一之鳥居

昔ながらの風景と人の営みが今も息づく場所で、のんびりとした時間を過ごすことができて本当に良かったです。
福島で出会ったやさしい味、白河ラーメン(福島県白河市)
せっかくここまで来たのだから、白河ラーメンを食べずに帰るなんてもったいない。
大内宿から車を走らせて約1時間、地元で評判の「あずま食堂」に到着です。

店内はお昼時とあってほぼ満席。それでもスタッフの手際がよく、思ったより早くラーメンにありつけました。
醤油スープにもちっとした手打ち麺──まさにこれぞ白河ラーメン。想像していた味そのままで満足でした。

道の駅 那須与一の郷(栃木県大田原市)
昼食を終え、いよいよ帰路につきますが、その途中、栃木県大田原市にある那須与一の騎馬像を見に立ち寄ることにしました。
有りました!
馬上から弓を放つ那須与一の像は、あの有名な屋島の戦いの「扇の的」の場面を再現したものなんでしょうね。像の躍動感が素晴らしく、歴史のロマンを感じるひとときでした。

最後に那須与一の勇ましい騎馬像を眺め、今回のドライブ旅は幕を下ろしました。
歴史と自然、そしてご当地の味に触れた、心もお腹も満たされる一日でした。
まとめ
三日間の夫婦ドライブ旅は潮来のあやめ祭りからスタート。一部咲きではありましたが、見頃を迎えつつあるあやめと川をゆっくり進む嫁入り舟の姿には風情がありとても印象的でした。南相馬では歴史と迫力を感じる野馬追に圧倒され、大内宿では茅葺き屋根が続く昔ながらの宿場の風景に、時間を忘れて癒されました。また次の旅が楽しみになる、そんな三日間でした。
機会があれば、ぜひ実際に相馬野馬追を見てください。
以上 潮来あやめ祭り~南相馬野馬追祭り~大内宿を巡る夫婦ドライブ旅行三日間の紹介でした。
たかくら24でした。