足骨折(第五中足骨)生活改善Part①!特製歩行器製作でちょっとだけ楽な生活へ!

妻が第五中足骨を骨折してしまい、その結果普段は当たり前に行っていたことが一転して難しくなりました。特に家の中での移動が松葉杖となり、移動が非常に大変で体力もかなり消耗してしまう状況です。さらに言えば、時折無理をして片足での移動を余儀なくされ、それに伴う転倒のリスクもついてまわります。そこで、生活補助具として「歩行器」を作ってみることにしました。この記事では歩行器が完成するまでの過程を簡単に紹介します。よろしかったらご覧ください。

どんな歩行器を作る?

・いつ治る?※いつまで使用する?

整形外科の先生が言うには一般的に1.5~2か月で松葉杖が必要なくなり、3か月で完治すると言っていました。

・要望事項

妻の要望は、家の中で移動ができて、尚且つ立ち作業を補助してくれる歩行器。この要望に従って、キャスター付きの歩行器(約2か月後不要となる)を木材ベースで作ってみることにしました。

材料の準備

ポンチ絵を描いて妻に確認してもらい、家に既にある部材とホームセンターで購入した木材(ホワイト材)を使って作ってみることにしました。

ホワイトウッドは加工がし易く手頃な値段で気に入っています。

今回は左側の30mm×30mmの角材を使用します。右側の1×4は使いません。

製作

■キャスターの取付け

歩行器のベースとなる部分にキャスターを取付けますが、小回りを効かせるために後輪で舵取りするフォークリフトと同じ構造にします。

前輪を固定キャスター、後輪を自在キャスターとします。

・前輪部(固定キャスター)

タイヤ(ウレタン仕様)の直径が30mmです。 

・後輪部(自在キャスター)

これもタイヤはウレタン仕様です。

板に穴加工しキャスターを取付けます。

■木材カット

寸法は後に掲載する完成画像に記載します。

■ねじ及びビスを使って接合

ここで使用した結合部品は「スリムねじ」「ミニビス」です。

①スリムねじ

②ミニビス

ねじ及びビスを使って角材同士を結合

歩行器の前方部にはハンドル(取っ手)を設けてあるのでちょっと強度が必要です。合板から三角に切り取った板(板厚約9mm)を取付けました。

これにキャスターが付いたプレートを取付けます。

このまま天板に脚(膝から下)をのせると痛くなるので、ジョイントマット12mmをミニビスで取り付けます。

マットの奥までミニビスを締めていき固定完了です。

■完成しました

人工芝の上に置いちゃったのでちょっと車輪が見えませんが...

妻の身長に合わせ製作しています。この台の上に骨折側の脚(膝から下)を載せて歩行することができ、立ち作業も可能となりました。

使用事例

移動中の様子ではありませんが台所で料理を作っている時の様子です。

まとめ

妻が松葉杖(外出時使用)を必要としなくなるまで、この歩行器はフル回転で活躍し生活の補助をしてくれました。足が骨折で不自由となった際は、Amazonなどで歩行器が手に入るので、それを購入するのが一番手っ取り早いでしょう。しかし、骨折された方の特定の要求に合ったものが見つからない場合、またちょっとした日曜大工の道具をお持ちであれば、ご自身で作ってみるのも良いかもしれません。

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たかくら24でした。